糖尿病関連情報

CDE(糖尿病療養指導士)について

CDEはもともと米国で始まった制度です。英語でCertified Diabetes Educator その頭文字をとってCDEといいます。本邦では糖尿病療養指導士と訳されています。
糖尿病は一般的な他の病気のように薬を飲めばそれで治るといったものではなく、自らいろんなことを学び実践していく必要のある病気です。食事・運動といった生活の基本的なことばかりでなく、お薬の内服の仕方、インスリンの打ち方、具体的な注射器の使い方、血糖の測定方法、低血糖のことなど、その他合併症等についても広汎に学ぶことが重要です。しかし医師の限られた診療時間内にこれだけ幅広い内容を指導できるわけがありません。こうした糖尿病の療養に必要な知識を有しており患者さんに適切に指導することができると認定されたコメディカルスタッフが糖尿病療養指導士すなわちCDEなのです。
CDEの試験は看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士といった医療職の方で経験を積んだ者でないと受けることはできません。受験資格を得るための講習会に出席することも必要で、しかもこの資格を取ったからといって今のところ個人にも診療施設にも優遇はないため、まだその絶対数は全国で一万人足らずです(平成19年4月時点)。
当院の糖尿病療養指導士は 看護師4名・臨床検査技師2名・管理栄養士1名の7名です
患者さんを医療の中心に、医師もCDEもそれぞれの職種の立場からチームを組んで糖尿病の方々をサポートいたします。

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