糖尿病関連情報

災害対策を本気で行っておこう


はじめに、この度発生した西日本豪雨災害により亡くなられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。


この原稿を書いている今も秋雨前線が停滞しており、どうか大雨にはならないで、と願わずにはいられません。
「天災は忘れたころにやってくる」と昔からいいますが、豪雨の災禍を忘れる間もなくやってきたのが、関西地方を襲った台風21号。
関西国際空港への連絡橋は強風で流されたタンカーによって甚大な損傷を受けました。
さらには北海道を襲った地震。
最大震度7の揺れにより広範囲に土砂崩れが起こり、道内全域の停電−ブラックアウト−が起こりました。
これほど災害が立て続けに起こるなんて、今まで想像もできなかったことです。
そういえば、熱中症で多くの方が亡くなった今年の異常な暑さも天災に入るかもしれません。
地球温暖化による大気中の水蒸気の増加が大雨の頻度に関わっているとするなら、今後も豪雨が襲ってくることを想定しておく必要がありますし、もともと日本は地震大国ですから、地震、またそれに伴う津波対策を日頃から考えておく必要があるでしょう。
まずは災害時に命を守る一人一人の防災対策について、インターネットの中からふたつご紹介しておきます。


政府広報オンラインからhttps://www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/6.html
首相官邸ホームページからhttps://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html

そこには、一人一人が取り組むべき災害対策、家の中における家具の配置などの安全対策や地震が発生したときの身の守り方、ライフラインが停止した際のための備蓄品や持ち出し品の例などが具体的に書いてあります。

つぎに糖尿病の方の災害時の備えについては、1型糖尿病お役立ちマニュアルの一部を抜粋しておきます。

持ち出しておきたい品目
 ・インスリン
 ・お薬手帳(処方箋のコピー)
 ・保険証 ・補食(ブドウ糖、パン、せんべいなど)
 ・穿刺針 ・穿刺器・注射器(ペン型注入器)
 ・注射針 ・ポンプ(注入セット・電池を含む)
 ・血糖測定器、電極(チップ) ・災害時の心得帳=※自分マニュアル
 ・脱脂綿、アルコール ・使用済み針入れ
 ・メモ帳と筆記具(自分の体調を記録しておくため)

これらに加えて当院の「糖尿病手帳」「糖尿病カード」も有用です。
(※自分マニュアル;災害時の連絡先や非常持ち出し品リスト、必要な備蓄品リストを作成しておきましょう)


不幸にも被災した場合に
 ・黙っていては誰も助けてくれません。困ったときは隠さずに助けを求めましょう。
 ・近くの同じ病気の仲間や患者会の仲間、お医者さん、薬剤師さんに相談してみましょう。
 ・日頃から名前を知っている人か、あなたが信頼できそうだと感じた人を頼りましょう。
 ・基礎分泌のインスリン量は絶対必要、(1日必要量の60〜70%)
 ・いつ食事をとれるかわからない時は、低血糖を避けるため血糖は高め(150〜200mg/dl)に保つつもりで
 ・血糖がさらに高くなったと感じる時には超速効型で抑える。
 ・規則正しい食事ができるようになったらいつもの打ち方に戻す。
 ・繰り返し同じ針を使う。(4〜5回)
 ・インスリンカートリッジの使い回しも駄目。(感染の可能性があります)
 ・消毒用アルコールがなくてもインスリンは打ちましょう(欧米での方法)
 ・血糖測定できないなら、「だいたい」の血糖値を想像して打つ。


災害が起こったことを想定し、何が要るか、どう対処するか、平生から話し合い、準備しておく必要があります。

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