糖尿病関連情報

「計るだけダイエット」のすすめ

NHKの「ためしてガッテン」で「計るだけダイエット」について何度か特集があったのを御覧になった方も多いのではないでしょうか。「計るだけダイエット」とは体重を計るだけで減量を行うことが可能という魔法のダイエット法です。実は、これは新しいものではなく、以前から有効な手段として我々は既に治療法として取り入れていたものです。安佐市民病院在任中から「グラフ化体重日記」という、1日4回体重をつけるグラフを用いておりましたので、それをつけられた方もおありかもしれません。「計るだけダイエット」は、そのグラフ化体重日記を元にして簡素化され作成されたものです。

この「計るだけダイエット」は、まさしく体重を朝(起床後)、夕(夕食後)計るだけで、それをグラフにつけていくものです。グラフにつけていると当然、体重が上がったり下がったりしますが、体重は生活習慣と密接に関連していますので、自分のどういった食行動、あるいは運動習慣が体重の増減に結びついているかが、はっきりと自覚できる様になるのです。そしてその原因が自覚できれば自然と少し気をつけよう、という気持ちになる


体重を計る→意識が変わる→体重が減る→体重計に乗るのが嬉しくなる→さらに気をつける

という図式です。
NHKのアンケートでは1715人のうちの85.7%の方が「体重が減った」と答えています。そのダイエット成功の原因の1位にはやはり「体重や生活習慣に対する意識」ということが挙げられています。意識するだけで、太る原因を見つけることができ、それを軌道修正することができた、ということなのでしょう。

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